暮らしに寄り添ったものづくり
三彩ではグループ会社で作る不織布や和紙、
それらを使った商品を実際に使用するお客様から
近い形でお届けしております。
機能性を兼ね備えた天然由来の不織布など、
シートの特長や使い方をお客様にお伝えするとともに、
ご意見やお声をいただくことで私達の「ものづくり」を
育て、つないで参ります。


三彩が大切にする3つの柱


土佐和紙の伝統
土佐和紙は、越前和紙、美濃和紙と並び、日本三大和紙と呼ばれています。
やさしく温かみのある風合いと種類の豊富さ、品質の良さで有名な土佐和紙は、清流の清浄な水と、楮をはじめとした山で育つ原料に恵まれ、千年以上も前から栄えてきました。
「仁淀ブルー」と呼ばれるほど青の美しい仁淀川流域にある三彩では、土佐和紙の伝統に新たな技術を加え、暮らしを快適にする紙・不織布製品づくりに取り組んでいます。


人にも自然にも
優しい暮らし・安心感
三彩よりお届けするシートは、調理・スキンケア・
ライフケアなど、人・家族との暮らしに密着した
「生活紙」と位置付けています。
衣食住の中で、主役ではないけれど、なくてはならない
存在でいられることを願っております。
また商品の多くは、天然由来繊維100%・樹脂系接着剤を使用していない製法・土中生分解(自社試験)の不織布を使用しています。
シートを使う方の安心感、環境負荷の軽減を意識した
ものづくりをこれからも続けてまいります。


つながるご縁・続くご縁
三彩は、創業からネットショップを通して、お客様に直接商品をお届けするとともに、快適で心地よい
暮らしをお届けしたいと願い、歩んでまいりました。
有難いことに、人に恵まれ、出会いに恵まれ、たくさんのご縁をいただいて今の三彩があります。
常に感謝の気持ちを忘れずに、私たちを取り巻く環境が目まぐるしく変化していく中でも、変わらず、そのご縁が長く続くことを願い、心から大切にしたいと思います。
土佐和紙と楮

⼟佐楮の存続のため、世界初の取り組み
紙づくりの製法が日本に伝わってから約1300年間、
楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)を
原料とする和紙づくりは、
森林を伐採せず靭皮(じんぴ)繊維を使うという持続可能型の産業でした。
明治期には、楮の生産高日本一を誇っていた高知県。
しかし現在、楮の生産は高知県だけではなく、
日本国内においても減少の一途をたどり、希少なものと
なっています。
それは楮の処理の困難さ、職人の高齢化、様々な
価格の高騰の影響によるもので、今や絶滅の危機にも直面しています。
生産量の減少とともに楮の繊維を使った和紙の使用も減少しており、生活とはかけ離れた、文化財の修復や版画・絵画などに使われるだけとなっています。

楮(こうぞ)の栽培にチャレンジ
このような状況を鑑み、三彩のグループでは楮から
作り出す
生活用紙の製造にチャレンジしています。
まず土佐楮の持続的な生産を目的に、2006年から始めた
栽培方法・
作業の一部の機械化などは、世界で初めての
独創的な取り組みです。
価格や効率を求めた大量消費品の生産と逆行する楮への
回帰は、
持続可能型で伝統を繋ぐためのものづくりです。
また楮ならではの価値を引き出して商品化することにも
挑戦。
楮配合の不織布をスキンケア用シートに使う
ことで、柔らかな
肌触りとともに、美容液をお肌に丁寧に浸透させる良さを
生み出しました。
かつて舞妓さんや芸子さんが楮和紙を化粧紙
として愛用した歴史からも使い心地の良さが伝わります。

楮和紙の素晴らしさの再発見
楮和紙は軽く、肌触りが良く吸湿性や通気性に優れ、
しかも暖かい。
そんな楮の特徴を活かし、糸に撚る挑戦が始まりました。
それは手間ひまのかかる困難を極める作業です。
糸に関しては素人で試行錯誤を繰り返す日々ですが、
価値あるものを作り、
楮を未来に繋げるという志と
使命感に満ちた、夢のあるワクワクする挑戦です。
撚り上がった糸を織った時、心地いい幸せの香りが
漂います。
楮が新しい形になって生活の中に溶け込み、未来へ続く
ことが私たちの願いです。
三彩が未来に向けて
目指しているもの
三彩は、WEB SHOPなど通信販売を通じて
お客様に直接、商品をお届けし、
お客様の声を
次の商品開発に繋げていくことを
主な目的として歩み始めました。
最初は商品を知っていただくことに無我夢中でしたが、
幸い人に恵まれ、出会い
に恵まれて
ご縁が繋がり、皆様に認知していただける
ようになってきました。
これからも沢山のご縁に感謝しながら、
三彩のグループで作るシートが
皆様の
暮らしに寄り添い、笑顔を生む存在になれるよう
歩んでまいります。